全日本FMX選手権”GOBIG”2015 第1戦 鮫川ラウンド
みなさまごきげんよう。
毎度おなじみの、って言ってみたいアアカムです。
さて、
さる5/4(月・みどりの日)に
いよいよ
2015年度 全日本FMX選手権"GOBIG"
が開幕しました。
注目の開幕戦の舞台は
皆さんおなじみの日本FMX界の聖地・福島県鮫川村のモトパーク森、
GOBIG一週間前にいってきたときの写真です
今回はFMXコースのレイアウト変更が行われ、
なんと上からコースを見下ろせる観戦エリアも設けられました。
全体図 奥のオレンジのネットのあたりが新設された観戦エリア
上から見下ろしてみた感じ
写真の通り、
選手のジャンプを、映像作品のような斬新な視点で観ることが出来るという、
初めてFMXをみる方はもちろん、イベントに通いつめているマニアな方にも
FMXの迫力をよりダイレクトに感じられるような観戦エリアだったと思います。
(iphoneのカメラで適当に撮った写真でもソレっぽく見えてるんじゃないかと!)
当日ゲートオープン時には
曇り模様で雨もちらつくかも?という
例年の様子と比べると『らしくない』お天気模様でしたが、
しばらく経つと太陽が顔をのぞかせ、
気がついた頃にはカンカン照りとなっており、
夏日のような(※すなわちビールがさいこーにうまい)天候になりました。
そんなわけで
当日の日差し並みにアツい展開となった、
2015年度 全日本FMX選手権"GOBIG"
第1戦 鮫川ラウンド
以下各ラウンドのリザルトと、雑感に成ります。
(おことわり:以下に記述する内容は、あくまで当日観客席で観戦していたいちファンが見ていたものになります。 間違いや見落とし、勘違い等あるかもしれません、内容を読んで『おや?』って思われた方は、お手数ですが、ご一報いただけるとありがたいです。)
リザルト(出走順)
ラウンド1(1回戦)
関志路 充毅(dreadkali) 72.3pt
①スーパーキャン
②KOD(キスオブデス)
③マイクターン(MCワダポリス氏によるとシグネチャートリックとの事)
④クリフハンガー
⑤?(※見落とし)
⑥Wグラブ
加賀 晃(Mx-virus) 72.3pt
①Wナック
②ハートアタック
③スーパーキャン(右)
④トゥイークインディー
⑤KOD
⑥スーパーキャン(左)
上野 祐己(Team BULLY) 66.7pt
①バックフリップ
②シートグラブハートアタック
③レイジーボーイ(※未遂)
④スーパーキャン
⑤デッドセラー
⑤バックフリップ
江原 大空 (80?)pt(※聞き漏らし)
①クリフハンガー
②ロックソリッド
③ターンダウン
④ノーフットキャンインディー
⑤ホーリーグラブ
⑥KOD
小林 達哉(Thugway) 82.3pt
①スーパーマン
②コルドバ
③サイドショー
④KOD
⑤フラットライナー
⑥ウィップ
東野 貴行(Mx-virus) 92.(?)pt(聞き漏らし)
①アンダーフリップ
②ヒールクリッカーフリップ
③スーパーキャンインディー
④ホーリーグラブインディー
⑤KODフリップ
⑥コルドバフリップ
片桐 弘貴 84.3pt
①シャオリン
②Wグラブインディー
③デッドボディー
④ロックソリッド
⑤KOD
⑥バックフリップ(スーパーキッカー)
藤田 拓也 82.9pt
①Wグラブインディー
②Wナック
③ロウドバ
④?(※見落とし)
⑤ロックソリッドオクスキューショナー
⑥ターンダウン
渡辺 元樹(Thugway) 90.0pt
①ヒールクリッカーフリップ
②スーパーキャンワンハンド
③インディーフリップ
④エアプレーン
⑤ターンダウン
⑥スーパーフリップ
高橋 仁(dreadkali) 85.7pt
①ワンハンドフリップ
②Wナック
③ロックソリッド
④エアプレーンインディー
⑤Wナックルックバック
⑥ナックフリップ
スーパー7(準決勝)
片桐 弘貴 73.2pt
①KOD
②Wグラブインディー
③ロックソリッド
④ノーフットキャン
⑤ルックバックWハート
⑥バックフリップ
⑦シャオリン
⑧ワンハンドフリップ(※ランディング時に転倒)
高橋 仁(dreadkali) 80.2pt
①ワンハンドフリップ
②ロウドバ
③ホーリーグラブ
④レイジーボーイ
⑤フラットライナー
⑥ロックソリッド
⑦KOD
⑧ナックフリップ
渡辺 元樹(Thugway) 88.6pt
①コルドバフリップ
②ターンダウン
③インディーフリップ
④KOD
⑤サイドウェイハート(※タタミ?)
⑥ヒールクリッカーフリップ
⑦シートグラブストリッパー
⑧スーパーフリップ
東野 貴行(Mx-virus) 88.7pt
①シートグラブストリッパー
②ワンハンドハート
③シートグラブインディフリップ
④ノーハンドフリップ ~ ワンハンドランディング
⑤KODフリップ
⑥ノーフッターフリップ(※:コルドバフリップ未遂?)
⑦フラットライナー?( Wナック?)
⑧Wグラブフリップインディー
釘村 孝太(thugway) 91.7pt
①コルドバフリップ
②シャオリンフリップ
③トゥイーク
④ターンダウン
⑤ノーハンドフリップ
⑥クリフハンガー
⑦ヒールクリッカーフリップ ~ ワンハンドランディング
⑧スーパーフリップ
加賀 真一(Mx-virus) 84.8pt
①クリフハンガー
②ワンハンドインディー
③ウィップフリップ
④リンダリンダ
⑤ロックソリッド
⑥レイジーボーイ
⑦ダブルナックインディー
⑧ウィップ
鈴木 大助(Mx-virus) 83.0pt
①KOD
②シューボックス(※クリフハンガー未遂?)
③インディーフリップ
④クリフハンガー
⑤ロックソリッド ~ ノーハンドランダー
⑥マツリ
⑦シートグラブインディー
⑧540フレアー(※ランディング時に転倒)
スーパーファイナル(決勝)
加賀 真一(Mx-virus) 83.8pt
①ロックソリッド
②ウィップフリップ
③Wナックインディー
④ウィップ渡辺 元樹(thugway) 89.3pt
①コルドバフリップ
②ヒールクリッカー
③スーパーフリップ
④ノーフットキャンフリップ東野 貴行(Mx-virus) 99.5pt
①ロックソリッドフリップ
②クリフハンガーフリップ
③KODフリップ
④カエシ(カリフォルニアロール)釘村 孝太(thugway) 96.3pt
①ウィップ
②シートグラブインディーフリップ
③シャオリンフリップ
④スーパーフリップ
総合順位
1st. 東野 貴行(Mx-virus)
2nd. 釘村 孝太(thugway)
3rd. 渡辺 元樹(thugway)
4th. 加賀 真一(Mx-virus)
5th. 鈴木 大助(Mx-virus)
6th. 高橋 仁 (dreadkali)
7th. 片桐 弘貴
8th. 藤田 拓也
9th. 小林 達哉(thugway)
10th.江原 大空
表彰式 モンスターエナジー契約/関西系ライダーが表彰台を独占!
1位は東野貴行選手でした。
伝家の宝刀"ロックソリッドフリップ"をはじめとする高難度フリップコンボや、
昨年編み出したボディーバリアルトリック"カエシ"(別名カリフォルニアロール)を武器に、
完成度の高いレギュラートリックも絡めた、まさに異次元のランを披露しての勝利です。
2位は釘村孝太選手、
新たにマスターしたシャオリンフリップをはじめとするダイナミックなフリップコンボや、
持ち味のトリックの美しさ・正確さを存分に発揮し、
さらに観客の視線を釘付けにするパフォーマンスで東野選手に次ぐ90pt越えの得点を叩き出しました。
昨年のGOBIGでは歯車が噛み合わず、歯がゆい場面が多かったと思いますが、
今回は本来の実力を出し切れたのできたのではないのかと思いました。
この調子で今後のGOBIGに臨めば、2011年以来の年間タイトルも狙えるのでは、と感じさせる好調ぶりでした。
3位は注目のアップカマー、渡辺元樹選手
今回はフリップコンボの精度を高めただけに留まらず、そのバリエーションも増やしてきており、
Xゲームに向けて万全の体制に仕上げてきていると感じました。
特に、スーパーファイナルでの4本のジャンプを、全てフリップコンボでまとめた点は特筆すべきだと思います。
今回の表彰台でさらに弾みをつけて、Xゲームでは世界の名だたる強豪相手に大暴れしてきてほしいです。
その他、
公式大会でレギュラーランプ(23m)でのバックフリップを初めてメイクした6位の高橋仁選手、
前日の公式練習で初めてバックフリップに成功した7位の片桐弘貴選手など、
若手選手の成長ぶりが目立ったラウンドだったと思います。
残念だったのが
ディフェンディングチャンピオンの鈴木大助選手、
彼の出番のときに特に強い風が吹いていて、終始翻弄されていたように感じました。
本来の実力が発揮できず、
最後に披露した540フレアーも横回転の角度がわずかに足りず、着地姿勢が乱れて転倒という非常に残念な結果になってしまいました。
しかしそのような悪条件でも
決して諦めず、全力を尽くす姿勢に前回チャンピオンの意地と鈴木選手の底力を感じました。
結果は振るいませんでしたが、
『困難にも負けずに果敢にトライする』という
GOBIG精神を体現していたのではないでしょうか。
今大会は
Xゲームへの出場が決定した渡辺選手をはじめとして、
世界標準のレギュラーランプでのバックフリップを体得した高橋選手、
さらにスーパーキッカーでのバックフリップに成功した片桐選手など
若手選手の躍進が印象的でした。
それは日本のFMXシーンに必要とされてきた
世界に通用する若い世代が着実に育成されていることに他ならないと思います。
そしてシーンの今後を占ううえで
勢いのある若手選手がいるということは非常に重要なことであると思います。
新たな若手が世界を股にかけて活躍できるようになってこそ、
佐藤英吾選手の急逝という、シーンの存亡にかかわる試練を
本当の意味で克服したことになるのではないでしょうか。
ますます勢いを増してきた日本のFMXシーン、
ならびに開幕から波乱の連続となっている全日本FMX選手権"GOBIG"
今後も要チェックです!
アアカムでした
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